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e782c174 :Anonymous
2022-10-19 20:56
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>>5d019e3c
初期の教会組織の様態にも問題があったと思います。チャーチ・チャペル・ミッション・チャプレン・日曜サービスというプロテスタント系教会の建て付けを採用しながら、組織運営の実態はフランチャイズ方式の上納金システムを採用してたという矛盾があります。最適解はこの両者のどちらでもない中間にあるでしょう。つまり、プロテスタント系教会風の冠婚葬祭サービスはサイエントロジーには不要ですし、とはいえ、オーグはあくまでも宗教サービスですから、ダイアネティックス協会時代のビジネスライクなフランチャイズ方式(ミッション→オーグ→シーオーグへの上納金システム/暖簾分けのミッションホルダー/FSMの紹介料)も不要です。加えて、LRH時代を通じて研究調査部門が組織図上に明記されなかったこととは欠陥ですし、LRH中期から現行の教会に到るシーオーグ及び海軍式の階級システム、またLRH晩年から現行の教会に到るRTC、CST、その他複雑怪奇なトップマネジメントの組織構造も不要です。RTC会長のミスキャベッジが好む、年間の大規模イベントや再パッケージ化のマーケティングキャンペーンも止[や]めるべきでしょう。
LRH時代初期の技術的な試行錯誤も、何でもありであったわけではなく、研究調査部門を通じてLRH自身が選別していたわけです。それは、トーマス・エジソンと同様のファウンダーとしてのLRHの唯一無二のハットでした。当時のLRHのやり方に問題があったとすれば、パブリックに公開するデータやテックをLRHに選別された後のものに限定していたことです。研究調査のデータを広く公開していれば、そのブレークスルーやイノベーションの源泉であるというだけで、サイエントロジー教会はライバルや模倣の分派を寄せ付けない不動の地位を築いていたでしょう。分派には模倣(というより偽造)は可能でも、本家を超えるイノベーション/ブレークスルーも拡張も不可能ですから。
トーマス・エジソンも、晩年はサンクコストに捕らわれ、かつ自らのアイデアに対して自信過剰気味になり、陰謀を巡らせたライバル(敵)との政治的な抗争に明け暮れ、組織は独裁&硬直化していきました。これは、LRHの生涯ろと軌を一にしています。エジソンは、自らの直感に反する交流システムを嫌悪して直流に固執し、ニコラ・テスラを切り捨てた辺りから新規の発明はほとんど見られなくなり、ひたすら過去の栄光と名声を追い求めるようになりました。ソフトウェアや市場のニーズ/ウォンツを無視して、採算度外視でひたすらハードウェアの機能性の優位に拘り続けた(過去の勝利体験/成功モデルに固執した)ことも、エジソンの晩年の敗因だと思います。奇妙な一致で、トーマス・エジソンも晩年にはGE社からその地位を追われていますし、激情型のワンマンな性格もLRHとよく似ているのです。
最後に、私のオーグ運営の改革案を述べます。サイエントロジー教会のオーグの運営(HCOPLを含む)を傍から見ていて感じたことは、部門間でスタッツを競わせる(そして最下スタッツ部門にペナルティーを与える)という無益な部分最適の追求(=全体最適の無視)と、海軍式の無駄な官僚ポストの存在です。ポスト[常設の恒常的な職務]とハット[非常設の一過性の職務]の立て分け(ポスト≧ハット)も曖昧です。オーグボードでは、本来スタッフの一過性の(可変的な)ハットの一つであるべきものを専属のポストに指定しています。そして、そのポストを全て埋めないとオーグが運営できないので、無駄な休閑ポストが量産されています。これらのマネジメント体制の結果、本来、どの組織においても必要な、部門を跨いだ協力体制も見られません(というより方針上禁止されている)。付け加えると、シーオーグでは、永続的な組織図と過渡的なプロジェクトの組織図も混在してしまっています。また、コンディションの公式そのものと部分最適かつLTVを無視したスタッツの計測の仕方(特に、短期の週計スタッツの採用)に、根本的な欠陥があります。また安易かつ無分別なアドミン上からのオーグスタッフに対するPTSの指定という、サイエントロジーのデータの濫用(データの教条的適用)の問題もあります。オーグの運営に対するシーオーグメンバーの介入も指揮系統が(振り回され)混乱する大きな要因です。そもそもオーグのスタッツとなるべき「最終生産物」とは何だろうか?と問うべきでしょう。それは当然、クリアーとプリOTレベル、究極的には完全なOTの生産(輩出)でしょう。そして、その副次的な成果としての地域・国家・大陸・惑星のクリアリング(新しき文明建設のためのゲーム)です。教会のオーグは、皆が“私は仕事してますよ”という無駄な“やってる感”を演じているだけで、本来のスタッツは全く上がっていません。乱筆の落書きのような手紙を大量に出して、スタッツを上げたと自己満足してる人間を生んでいる始末です。それは、スタッツではなく単にノルマの達成と呼ぶべきでしょう。これでは、単なる資源と労力の浪費です。ただでさえ、パブリックはオーバーフローの郵便物や電話連絡(コールイン)で疲弊しているのです。各地域のフィールド組織も、他の教団に比べて圧倒的に脆弱です。フルタイムとファンデーションの立て分けも組織運営上の大きな欠陥だと思います。他の教団のように、職員は有給の本部採用の正規職員、有志の会員の奉仕はフィールド組織の役割[寺院で言えば檀家総代のようなもの]を与えたボランティア(無報酬)活動として、その役割をきちんと線引きすべきです。このような組織体制の場合、レジストラー(登録契約係)やオーディターの給与は、教会のようなスタッツ変動(歩合)制ではなく、キャリア(能力)とポストに応じた固定給にすべきでしょう。そもそも、専属のレジストラーは、会員・フィールドサポート兼普及部門がハットとして担えば良いのであって、ポストとしては不要(チャプレンも同様)です。有給(中流階級の生活水準を維持できる金額/社会保険適用と退職金有り)の必要最小限の人数の本部採用職員と多数の無報酬のボランティア会員による持続可能な組織体制でオーグは運営されるべきです。献金制度に関しては、サービスに応じた料金徴収(アカウントチャージ含む)ではなく、他教団のように、月額制の少額の会費と自主的な献金制度(IASのような献金額に応じたステータスを設けるべきではないし、オーグにおける週末のノルマを設けた献金イベントもすべきではない)の組み合わせに変えるです。オーディティングは相互オーディティングを原則とし、アカデミーコースの料金はコースパック料金プラスアルファの必要最低限の水準(会費を設けながら、コースをあえて無償としないのは、単にコースのトラフィックをオーグが処理可能な人数に絞るため)にすべきです。これが、オーグの「正常化」に必要な改革の要旨です。もちろん、これらは、現行のRTC配下の教会に期待しても(今後100年程度では)実現など不可能でしょうから、教会の外で用意される必要があります。
前回書いた、最小規模のオーグ(現行の教会のミッションからクラスⅤオーグ以下の規模)の組織機能を補足して再掲します。
最小規模のオーグの機能を考えてみる。LRHの7部門制より遥かにシンプルなものである。一人のCO(コマンディングオフィサー[執行担当官]/教団支部長兼任)の下[もと]に、以下の3部門を置く。オーグの規模が大きくなれば、複数のDCO(デピューティー・コマンディングオフィサー[副執行担当官])を追加しても良い。
①管理運営/総務[コンプライアンス機能含む]部門
②サービス提供/技術[エシックスハンドリング含む]部門
③会員&フィールドサポート[チャプレン機能含む]/普及部門
※本部[国際本部・大陸本部・全国本部のうち特に中核となる国際本部の機能だが、教団が発展途上のうちは全国本部または大陸本部が国際本部機能を兼ねる]の機能には、トップマネジメント層として、監査役会(最高機関)、規範&コンプライアンス確立委員会、執行役員会(教団法人役員を兼任)の三つを置き、執行役員会の下[もと]に、事務総局並びに、指導監督部門、人材育成部門、技術/品質保証部門、研究開発部門、マーケティング(出版物含む)部門、関連事業体部門等を加える。
ここでは、技術部門のエシックスオフィサーと管理運営部門のコンプライアンス機能を分離していることに注目してください。懲罰(体罰を含まず懲戒を含む)は技術的なリハビリテーションなしに行われてはならず、リハビリテーションプログラムは(シーオーグのRPFのように)懲罰的であってはなりません。ポストとハットの区別も必要不可欠です。例えば、最小規模のオーグにおいては、C/Sとトレーニング(アカデミー)用の監督者は必須のポストですが、専属のオーディター・エグザミナー・クラミングオフィサー・エシックスオフィサーは常設のポストとしては不要でしょう。これらは、最初はパートタイムで技術部門の職員がハットを兼任し合えば良いのです。オーグの規模が拡大すれば、順次、パートタイムのハットから常設のポストに移行させていけば良いわけです。もちろん、何が必須のポストかは、オーグの規模(スタッツ)及び財政状況によって変わります。
〈サイエントロジー教会の経営のアウトポイントの要約〉
・トップマネジメント層の無駄かつ複雑怪奇な官僚機構(CST、RTC、CSIその他)。
・10億年契約のシーオーグという時代錯誤な出家制度。かつ、シーオーグメンバーしか教会のトップマネジメントメンバー及び上級役員にはなれない(CSTの3名は非サイエントロジストなので論外)。
・シーオーグメンバーでなければ、ブリッジ上位のトレーニングが受けられない(一部のトレーニングのみオーグスタッフでも可能)。
・繰り返される再パッケージ化(再トレーニング/再プロセシングの強要)というRTCによるリサイクルマーケティングのキャンペーン。
※キャンペーンの度に、多くのマテリアルが発禁処分となる。
・源ライブラリー(LRHの歴史資料の記録保管庫)を公開しない。
・理想のオーグ建設という建物(箱物)はパブリック(会員)を干上がらせてでも作るが、フィールド組織の拡張は伴わない。
・永久に開かれない上位OTレベルのブリッジ(やるやる詐欺)。
・技術的なリハビリテーションなき懲罰的なエシックスの適用。リハビリテーションという名の懲罰(シーオーグメンバーに対するRPF送致)。
・フランチャイズ方式による、ミッション→オーグ→シーオーグへの上納金システム。
・不要かつ場違いなプロテスタント系教会風の冠婚葬祭&日曜サービス。
・オーグの部門間でスタッツを競わせ、最下スタッツの部門にペナルティーを与えるという無益な部分最適の追求(=全体最適の無視)。
・オーグの運営に対するシーオーグメンバー(大陸本部等)の気まぐれな介入による現場の混乱。
・シーオーグメンバー、オーグ役員層によるパワハラは日常茶飯事。
・あらゆるハットの専属ポスト化による無駄な休閑(開店休業)ポストの量産。
・非効率かつ時代錯誤の手書きのディスパッチによるスタッフ間のコミュケーション(イントラネットによる電子メールで代替可能)。
・部門間の連携や協力の文化が存在しない。
・週計スタッツによるコンディションの公式の適用による弊害。週計スタッツはスタッツの計測期間として短すぎるし、アービトラリーなコンディションの公式そのものが教会及びオーグの拡張を阻害している。
・LTVを無視した短期利益の追求と真のスタッツ(最終生産物のスループット)を無視したマネースタッツ至上主義。
・オーグスタッフ/パブリックに対する恣意的なPTSとロウアーコンディションの指定。
・品質を無視した物理量のみのスタッツの追求(やっつけ仕事)によるパブリックへの傍迷惑なオーバーフロー(郵便物やコールイン)。
・オーグスタッフのフルタイムとファンデーションの分離によるスタッフ及びパブリックの分断(パブリックの取り合い)。
・恒常的な組織図と過渡的なプロジェクトの組織図の区分がなされていない(シーオーグ)。
・オーグスタッフは、社会保険適用も退職金も無く薄給(オーグと部門ごとの週計スタッツにより変動)。
・オーグスタッフの特定ポストへの個人スタッツ連動の歩合制(成果給)採用の弊害。歩合制によりレジストラーの一人勝ちの一方で、HGCオーディターにとっては歩合制は生活基盤が不安定になる。低スタッツなオーディターは、空き時間を勧誘活動(コールインや手紙の発送等)に費やすことになる。
・庶民及び中流階級にとっては、高額なサービス料金(しかも寄付金扱い)。
・レジストラーの無責任なオーバートーク(誇大広告)。
・大半のスタッフは表面的なアドミンの勉強はしたことがあっても、基本的な教義と技術には無知。
・IASや理想のオーグ建設等のためのノルマ(集金イベント)によるマネーゲーム。
※サービスのみならず、IASの献金までもパブリックに借金させようとする。
・LRHが禁止したはずの国際イベントの開催。年6回のRTC主催の国際イベントによるリソースの消尽。
・家族の分断。
・教会の方針に批判的な、真性のSP(サイコパス/ソシオパス)ではない人間に対する恣意的なSP宣告。
・無駄な修正、エシックスハンドリング、セキュリティーチェック。
・未成年者に対するシーオーグメンバーへのリクルート。
・シーオーグの海軍式階級制度。
・シーオーグメンバーの薄給&長時間労働。
※シーオーグメンバーは家賃・医療費・食費は無料とされているが、刑務所のように、食事は未成年者を含むシーオーグメンバーが作る低コストのものだし、医療も病気やケガはPTSハンドリングされて、自由にまともな医療機関を受診することなどできない。
・シーオーグメンバーに対する虐待(RPFやHall送り)。
・シーオーグメンバーへの妊娠中絶の強要。
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