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847c5487 :Anonymous 2022-11-06 11:34
>>d86a6997

80年代のLRHが正気を失っていたというオールドタイマーさんの主張は、恐らく正しいと思います。特に、晩年のアドバイス(技術的な文章というより哲学的散文)に分類される作品群の一つである“Pain and Sex(痛みとセックス)”は、完全な逸脱です。1972年以降のLRHには、(少数の講演を除いて)新たな独自の技術的発展の生産物は存在しません。残りの時間は、さして重要ではない、アドミンや哲学的な作品群を生産していただけであり、“Pain and Sex”もその中の一つでした。教会及びRTCは、何の文脈も無く技術的な論拠も提示されていない、この晩年のLRHのアドバイスをHCOBに収録しました。それどころか、後に教会(RTC)は、この“Pain and Sex”を根拠に、全ての文献(経典)における第二のダイナミックの定義を改訂しました。これにより、Sexは逸脱(※そもそも肉体を欲する事自体が逸脱でしょう)であるだけでなく、ケースの向上にとっても有害なのだという反出生主義≒反生存的≒反ダイナミックな解釈を認めることになってしまいました。つまり、以前の第二のダイナミックが反ダイナミックと見做されてしまったのです。これは、教会内で、シーオーグメンバーに対する妊娠中絶の正当化の論拠としても利用されることになりました。

このたった一つの晩年のLRHのアドバイスが、サイエントロジーの基本教義を根底から変更(キャンセル)するほどの効力を与えてしまったことは、教会(RTC)の逸脱によるアルターイズでありオバートです。このアドバイスに対して、それ以前に確立されていた基本教義以上に重要性を与える理由はどこにもありませんでした。それは、基本教義のように、一定の実証をパスしたデータではありませんでした。教会及びRTCには、「新しい文献ほど正しく、新しい文献は古い文献をキャンセルするだけの効力を持つ」というアービトラリーが存在します。教会が、このアービトラリーを基となるデータムとして採用し続ける限り、晩年の80年代のLRHの主張が最上位の(重要性を持つ)データとして採用されることになり、サイエントロジーの基本原理は否定(キャンセル)され続けることでしょう。
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