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69390227 :Anonymous 2023-02-06 03:31
>>019de25a

英国流の“国民の”権利とは、共同体の法の支配に基づく個人の消極的自由の担保のことである。英国の法の支配の発展は、自由主義(※集団の積極的自由を個人の消極的自由よりも優先する現代の左派リベラリズム≒進歩主義のことではない)および個人の消極的自由の拡大の歴史であった。

一方、フランス革命を契機とする人権なる概念は、特定の個人又は集団(政府を含む)の積極的自由が、権利として個人の消極的自由を侵害することを抑制でき得ない。これが、プロレタリアート執権(共産党による党治体制)の社会主義法ではもっと露骨になる。旧ソ連・東欧諸国の国民が、憲法に規定された人権が存在するにも関わらず、奴隷階級のような被抑圧民の立場に従属させられたのは、権利の拡大解釈に基づく個人の消極的自由の侵害の担保が為され得なかったからである。
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