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    688e0e13 :Old Timer i1b5ibip3kS
    2016-05-14 10:11
  
 
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    >>ea46a5cf
    
    区分の恣意性については認識している。菜園の「倫理」も純粋に倫理たりえてい
    るのではなく、ある程度は道徳であるともいえる。しかし、教会の実情はその道
    徳にも反するところがある。ウォグ社会にも道徳に反することはあるのだが、そ
    ういうことが道徳に反していることを認識できているという点で、教会よりも倫
    理的であったりもすると思う。
    
    >>20d75b61
    
    うーん、サイトを見た限りでは、ちょっと抵抗感を禁じ得ないところがある。と
    りわけ、ユダヤと日本の文化を特別視しているところが。
    
     Hwæt we Gar-Dena in yeardagum theod-cyningas thrym gefrunon. (聞け、我
     ら古の槍のデーン人は民の王たちの誉れを聞いた)
    
     Hwæt -> "what"だが、ここでは"聞け"を意味する
     Gar-Dena -> 槍のデーン人
     yeardagum -> "years and days"に相当するが、"古の"の意味を含む
     theod- -> 民の
     cyningas -> 王たちの
     thrym -> 誉れを
     gefrunon -> 聞いた
    
    これは古英語で書かれた«Beowulf»の最初の文で、全体の構造は主語+目的語+動
    詞となっている。主語はかなり長く、目的語も少し長いけれど、動詞は一番最後
    に置かれている。これは若い言語の特徴だ。一方、今の英語は老いていて、動詞
    が主語と目的語の間にある。動詞が主語と目的語を区切るので、目的語を示す
    "-m"などを必要としていない。
    
    現代の日本語は古英語より若い。
    
     この少年はその泥棒を見た。
    
    "は"や"を"のような助詞がある言語は若い。もう少し老いると、こういう助詞は
    名詞の一部になり、ドイツ語のような格を作ることになると思う。そして、動詞
    の位置が文の中央で安定すると、格がなくなる。2000年後の日本語はこんな感じ
    になるだろう。
    
     Kon shûnen mit son dorobû.
    
    ヨーロッパの言語みたいだろう?
    
    数千年周期の文明の話が書かれるならば、そういう老いた言語で書かれているはず
    だと俺は思う。
   
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