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8a552ae7 :Anonymous
2011-03-23 23:23
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本当に脳科学を電脳も使って凄い研究してる奴は、こういうことやってる。
不可能を可能にした上でさらに驚くべき成果を出す。
http://www3.coara.or.jp/~tomoyaz/higa0005.html#000527
>10年ちょっと前にニューヨークの某研究所で小脳の神経細胞の働きを解析することになった。
>運動のプログラミングは三次元空間に定位する肉体を時空間的に制御するしかけである。
>過去小脳の機能を研究するためにその電気活動を調べた研究があるが、小脳の機能は明らかにできなかった。
>それは小脳の神経細胞の数に比べ記録できる情報があまりにも小さいからである。
>そこで我々は生きたネズミの小脳に出来る限り多くの電極を埋めて神経細胞から活動を記録する事とした。
>小脳のプルキンエ細胞は約30ミクロン間隔で並んでいる。
>そして一つの細胞は何万というアナログスイッチング素子を持っているわけだが、
>せめて細胞数の5%以上をサンプルすれば小脳の働きが解るのではないか、と言うワケである。
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>技術に改良をかさね電極の間隔を詰めていった。写真はそれの完成系である。
>この写真ではネズミの両側の小脳に96本のガラス電極を刺入した。
>その電極間隔は約120ミクロン。ネズミの小脳皮質の細胞の実に約6%から活動を記録することができた。
>写真は電極が96本植わった状態である。
>網目に見えるのは電子顕微鏡用のチタンメッシュであり、そこに6行8列のガラス電極48本の集団が2個見える。
>もちろんこの電極の数と密度はその後10年たっても破られていない世界記録である。
>それぞれの電極は先端が3ミクロンのガラス微小電極であり、
>難乾性の特殊な導電性液体とテフロン被覆のプラチナイリジウム電線からなる。
>それを一本一本植える装置はバーレイ社のピエゾ式モーターによる三軸コントローラーである。
>一本植えるのにおおむね3分を要する。
>動物の準備に2時間、96本植え終わるのに10時間、それから10時間記録するという仕事だった。
>同僚のF先生と二人での忍耐の毎日であった。
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>結果は小脳に入力には2系統があって、それぞれが時間分解能と空間分解能を受け持つ。
>そしてプルキンエ細胞では両者の情報から実際の運動の制御を行う、というものだ。
>そのために、小脳は脳幹にあるオリーブ核という時間的なズレ(スキュー)をもったクロック群を
>発生するメカニズムからの投射を受けている、ということであった。
>例えて言うと、小脳表面の細胞に対する情報の投射は
>液晶などで言うところのスタティック点灯ではなくダイナミック点灯に似ていることになる。
さらに次のプロジェクトにも凄い話があったらしいが、まだ書かれていない。
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