IT雑談

8b99b64e :Anonymous 2019-05-28 15:09
ユーザーガイド見たらenc-modeというパラメータが0~8(8がデフォルト)だったので、色々変えて試してみた。
https://github.com/OpenVisualCloud/SVT-AV1/blob/master/Docs/svt-av1_encoder_user_guide.md

-enc-mode 8だとブロックノイズが目立つけど、0にすると目立ちにくい上手なつなぎ方になってた。
その代わり、エンコード時間は約360倍になった。(1分間のソース映像のエンコードに6時間かかる)
全体の印象は良くなるが、ブロック単位で見ると再現度は同じように劣化してる。
ファイルサイズ(ビットレート)には7%ぐらいの差しかなかったから、
同じビットレートで高品質を狙う時にいじるパラメータのようだ。
高画質を望むならそもそもビットレートを上げないとダメなんだなと思った。

デフォルトだと量子化パラメータが50(範囲は0~63)なので、品質は低そうに感じるけど、まだ判断できてない。
(差が出にくいソースで試していたので…)
ファイルサイズはデフォルト -q 50で104MB程度のMPEG-TSソースが11MB前後になる感じ。
h.265のデフォルト -crf 28(0~51。28がデフォルト)だと13MB前後だったけど、同等かどうかは分からない。

結局、品質上げると時間もビットレートもこれまでのコーデックと大差無いのかもしれない。
それでも政治的な理由で採用されていくと思う。(いままでは比較対象にならないくらいエンコード時間がかかっていた)
個人的には高ビットレートよりも、
アニメのオープニングを2MB以下のファイルに収めたいとかいう特殊な用途でAV1は圧倒的な高品質なので、これからも色々試してみます。
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