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d2fd270c :Anonymous
2007-02-22 01:49
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>>0ff927e3
UNIXの基本コマンドが使えるとかログインやシャットダウンのやり方は
だいたい同じなんだけど、ブートローダや起動する手順、それに
カーネルの構築方法やソフトウェアパッケージの管理システムがだいぶ違うよ。
まぁ、BSD系はカーネルに価値を見いださないのなら使う意味は無いと思う。
デスクトップマシンや、遊びにちょこっと使ってみるのならLinuxは良いよ。
商用ソフトだってソコソコ提供されてるし。AdobeのFlashプレーヤとか、
AcrobatReaderとか、RealPlayerとか、とりあえず出てるでしょ。
WindowsやMacOS版よりバージョン古いかもしれないけど。
Webサーフィンする時にはこういうのってかなり大事だから。
ところが、Linuxはサーバにして高負荷かけていじめたりしてみると結構脆い所があるんだって。
普通の人がデスクトップで使うならそんなにかけたりしない、
Load Averageが10とか20の世界になると、Linuxでは微妙に弱いんだと。
UDPの処理も取りこぼしが結構あって処理が下手だと聞いたことがあるな。
ま、取りこぼしても再送を前提としてるから実用上の問題は無いけど。
そういうわけで、長年の技術の積み重ねによって磨き上げられた実績あるTCP/IPの
プロトコルスタックが、ミッション・クリティカルな(停止してはいけない)
サービスを支えるのが望ましいと思ってる人ならBSDを使う。
OpenBSDなんかはセキュリティも頑張ってるからそういう特徴を買う人も
いるかな。もともとOpenなほうのSSHはあそこから移植されたんだし。
でも、動作速度が遅いんだよね~。
僕がNetBSDを使うのは、いろんなアーキテクチャでクロス開発できるから。
世の中のコンピュータはみんなIntelやAMDの石で動いてるわけじゃないからね。
LinuxはもともとPCに特化して設計されたカーネルなんで、
他に移植する時はx86の流儀を再実装することが結構ある。
例えば68000みたいにメモリマップドI/Oのアーキテクチャでも
仮想的にI/O空間をメインメモリにマッピングしてアクセスしたりとかね。
その点、NetBSDは最初から移植を考えて作ってある。
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