utamaro日記

4cc85b45 :Anonymous 2015-12-04 08:53
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職業プログラマと日曜プログラマがあると聞く。個人的には、その本質的な違いは屁理屈を覚えているかどうか、だと思っている。例えば面倒でやりたくない改善があるとする。日曜プログラマなら「やりたくない」とだけ言うであろう。しかし職業プログラマであれば、「仕様が公開されてないので、できない」「パフォーマンスに影響するのでできない」「ユーザは要望していない」等いうであろう。

当然といえば当然で、業務内で自己都合を述べても衝突するだけであり、何らかの方法で他責にする必要がある。さらに言えば、これはプログラマの本質でなく、社会人の嗜みのレベルかもしれない。そうでなければ、屁理屈上手な連中から雑務に近い余計な業務を押し付けられるだけの人生を歩むことになろう。一見立派な屁理屈でいかにつまらない仕事から逃げ、少しの努力で大きく評価される仕事を得るか、が「職業人として」立派に歩む至上命題であると言っても過言ではない。

ただ、更に悪いことに業務でもないことでも屁理屈をつき、本当にそれが真理だと思い込むのが習慣となる場合がある。正直、屁理屈を言った本人は自分の言い分が通ったと満足だが、聞いている方は微妙なニュアンスから本当はどう感じているか、など(理解したくなくとも)空気で理解してしまう。業務ならば屁理屈でも理屈が通ればそのまま通ることが多い。しかし実生活は感情むき出しの世界である。その場は何もなくとも、いい印象は得られことはないだろう。自分がしたことは必ず自分に帰ってくる。将来にしっぺ返しがあるかもしれない。

故松下幸之助の言葉に、「素直な心」という言葉がある。難しいことだが、常に心がけたい言葉だと思う。
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