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ca36b458 :Anonymous
2011-05-15 22:00
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>>4b075984
ウランをそのまま核分裂させても
出てきた中性子はものすごい勢いで外に飛び出してしまうため
ウランとぶつからない(つまり連鎖に関与しない)中性子が増えてしまう
これでは困るので減速材というものが入っている
福島原発の場合は軽水(水)が使われてる
減速材を入れると中性子は減速材の原子にぶつかりまくってまっすぐ外には飛び出せない
そうすると核燃料にぶつかりやすくなるので連鎖反応が起きやすくなるわけだ
ところが、反応が進みすぎて温度が高くなった時どうなるかと言うと
水だから当然沸騰して水の中に泡ができはじめる
当たり前だけど泡の部分は液体の部分より密度が薄いので
この減速の効果が薄れてしまう
すると反応は弱まっていく
加えてウラン238は温度が上がると中性子がぶつかっても吸収してしまい
分裂しにくくなるという特性がある(ドップラー効果)
つまり温度が上がると核反応は逆に弱まる
これを原子炉の自己制御性と言うんだ
http://www.yonden.co.jp/energy/atom/more/page_03b.html
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