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bf908a2a :Anonymous
2009-11-24 00:09
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ある日曜の午後。
緑色の大きなカエルに出会ったのは私がいつものゴルフ場の第二ホールでプレーしている最中のことでした。
カエルはこんな風に鳴いていました。 「ケロケロ。ナインアイアン」
私は冗談気分でナインアイアンを選びました。 なんとその結果はバーディ!
私はカエルを見つめました。カエルはそしらぬ顔で「ケロケロ。ラッキー。ラッキー」と鳴き続けていました。
私は半信半疑でカエルを掌に乗せて次のホールへ向かいました。 「ケロケロ。スリーウッド」
なんとホールインワンでした。 その日私は神懸かり的なスコアーで生涯最高のゴルフを楽しんだのです。
二日後。
私は会社を無理矢理休んでラス・ヴェガスにいました。
もちろん、例のカエルもいっしょです。 「ケロケロ。ルーレット」
早速カエルの指示に従い私はルーレットのテーブルに座りました。 「ケロケロ。クロの6」
私はカエルを信じて有り金全てをチップに変えると黒の6に賭けました。
結果は大当たり。 チップの山がテーブルの向こうから押し寄せてきました・・・
その晩。
私はラス・ヴェガスのホテルの一番高い部屋に泊まっていました。
「ありがとう」私は神妙な面持ちでベッドの上に座っているカエルに頭を下げました。
「何とお礼を言ったらいいものか...」
すると,カエルはこう鳴いたのです。 「ケロケロ。キス。キス」
勿論、いくらなんだってカエルとキスするなんて趣味はありません。
しかし相手は大恩ある不思議なカエルです。私はひざまづいてカエルにキスをしました。
すると一瞬、眩しい光がカエルを包み込み、やがてカエルは美しい14歳の美少女に変身したのです!
・・・というわけで、あの少女がわたしの部屋にいたのです、裁判長。
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