-
2db0db83 :Anonymous
2008-10-01 12:30
-
会合を終えて会見に臨んだ、国連のバン・キムン事務総長と世界銀行のゼーリック総裁は、
農業生産国の相次ぐ食料の輸出規制に加えて、温暖化対策として需要が急増するバイオ
マス(生物資源)燃料がさらなる食料価格の高騰を招いていることに対して、強い懸念を
表明した。
批判の矛先は、米国に向いた。
ガソリン代替燃料として注目されるバイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビなどから
作られる。中でも米国は、ほぼ全量をトウモロコシから生産している。食料や飼料としての
需要が急増するなかで、「食卓」と「自動車」との取り合いによって、穀物価格高騰の一
因となっている。2005年に米国は、食料との競合が少ないサトウキビからエタノールを生
産するブラジルを抜き、世界第1位のエタノール生産国に躍り出た。背景には、生産農
家に対する非常に手厚い補助金がある。
Powered by shinGETsu.