【ただひたすら書き込むスレ】

1c933ab0 :Anonymous 2010-07-24 13:40
生物学に「暴走進化説」というものがある。
ほとんどどんな種族でも、メスは必ずしも良質なオスを選んでいるわけではないが、
では、進化上なぜそうした事態が起きてしまうのか。その答えは集団(集団化)にある。
人間にも他の動物にも共通して見られる現象として、
オスに対するメスの好みが、ある度合い以上に集団内(社会内)に広まると、
大多数のメスは、その好みの性質を持っているオスしか配偶相手として選ばなくなっていくことが
研究でわかった(無意識にそういう相手を選んでしまう場合も含めて)。
だが、メスがどういうオスを好みとするかは、
進化上および生存上の有用性とは無関係である場合が多く
(例えば、メスが緑色の瞳(のオス)を好み、
緑色の目を持つ子供が生まれるように交配が繰り返されたとしても、
目が緑色だからといって地球で生存進化していくのに特に有利とはならない)、
配偶者決定における「暴走」が起きる。
クジャクが飛べなくなってまで羽の見た目を進化させたのは
(鳥が飛べないことは、狩りの成功率を低下させると同時に、外敵に対抗する手段を一つ失うこと)、
メスの好みの暴走が引き金となった「暴走進化」の例であると考えられている。
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