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1bb4cb5a :Anonymous
2009-10-21 21:59
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ソ連を訪問した当時の皇太子殿下が、空港からリムジンにのってモスクワに向かっていたときのこと。運転手のあまりの安全運転に業を煮やした殿下が静かにおっしゃった。
「ずいぶん慎重な運転でお疲れでしょう。私がかわりに運転しますよ」
殿下にそう言われては逆らえず、運転手はしかたなく後部座席におさまる。殿下はとんでもないスピード狂で、信号を無視したすてきな暴走を繰り返した挙句、警官に止められてしまう。
運転者と後部座席をじろりとにらみ、誰が乗っているかに気がついた警官、表情をこわばらせて本部に無線連絡をとる。
「こちら○○スキー、無謀運転の車をとめたが、ちょっとまずい事態になった。とんでもないVIPにあたっちまったらしい」
「どうしたんだ。書記長かうちの長官の車でもとめたのかい?」
「それよりヤバそうだ同志。何者かはわからないんだが、只者ではないらしい。なにしろ、そいつはニホンの皇太子を運転手に使っているんだ」
後のプーチン閣下である
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