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ee1b6572 :Anonymous
2011-04-27 23:55
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東京電力の危機管理能力が低下した原因
・旧自民党政権との「癒着構造」
東電をはじめとする電力会社は景気対策の道具
彼らを呼びつけ、必要なだけ設備投資を要求すれば無駄な箱モノが作られ景気が良くなる
見返りとして、電力会社に対する政府の監督の目は甘くなる。
原発の安全審査を厳しくする代わりに、住民対策ができていれば
断層の上のような場所が悪い所でも審査甘くして認可する
・基本設計を担当した米国GE社の技術力低下
スリーマイル島原発事故により、アメリカでは原発の新規発注が途絶え
仕事がなくなったGEからやがて原子炉エンジニアが消えていく
技術進歩の停滞、既存炉の運用とメンテナンスを中心とした古い体質
そして次第に技術力は低下していった
・原発が立地する地元の説得は政府がやらず電力会社に丸投げ
結果として電力各社はひたすらカネをバラ撒き、
地元を懐柔、気付いた時には幾つもの原子炉が
狭い敷地に寿司詰めに建設されていた
他では建てさせてくれないからまとめて建てる
今回福島で4基同時に被災したのはこのせい
・2002年、圧力容器のヒビ割れ隠しがGEエンジニアの内部告発で明るみに
この結果福島第一原発所長を20年経験した
常務をはじめとする原子力畑の人間はことごとく粛清
こうして、東電は、供給力の35%を原子力に依存しているにも
かかわらず支える原子力エンジニアは忌み嫌われる存在に
結果として経営陣の大半は人事や総務、経理など事務系の人間
現在、原発の内部構造を熟知している人間は上層部にいない
そして
事故が起きても対応できない腐った組織が残された
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