日本の裏側

63b08e44 :Anonymous 2009-06-05 22:26
高齢化といわれると何となく暗く貧しい社会を想像しがちですが、
日本の場合、今年9月現在、65歳以上人口2341万人のうち寝たきり老人はたった13%しかいません。
したがって、残り87%は元気であるというのが実態です。前にも大友会で言ったと思いますが、
連れ込みホテルの忘れ物の一番は入れ歯だという話を申し上げた。それくらいこの国のお年寄りは元気で、
かつその人たちが一番お金を持っているわけです。

今、よく1400兆円の個人金融資産といわれますが、このうちの実に53%、約半分は70歳以上の人が持っています。
しかも、その人たちは全然お金を使わない。どんどんたまる。毎年20兆円ずつくらいたまるわけです。
こちらの20兆円はどんどんたまるし、企業も債務の最小化を目指して20兆円返済しております。
つい10年前まで、日本全国で企業は毎年50兆円借りていました。それが今はどんどん返済して、
この4年間でいくと20兆返済のほうが多い。プラスマイナスで70兆円違うわけです。
20兆円預金が増えて、20兆円返済が増えたら計40兆円の金が銀行には入ってくるわけです。
そしてこの金を借りてくれる人がいないわけです。
企業としては金を借りるより返したほうが利益が出るというので、
債務の最小化を図られると、国としてはどうなるか。銀行としてはどうなるか
というと、まったく成り立たないわけです。銀行は金を貸している商売ですから、
借りてくれる人がいなければ成り立たない商売です。借りてくれる人がいないという話なので、
40兆円、基本的にはそれがデフレ圧力となります。40兆円ずつ毎年これが出る。
それを今、国家が30兆円借りて、海外に10兆円貸して、やっとバランスしているという状況にあります。
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