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c64b5c09 :Anonymous
2013-01-14 21:18
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「スターリンが死の床に横たわっていた.その周囲を後継者の椅子を狙う 野心家どもが,心配そうにうろつきまわっている. 突然スターリンがフルシチョフを呼んで 耳元でささやいた.
「君はわしのあと釜に座ることになるが,時がたつにつれ,誰もが君に白い眼を向け始めるだろう.もし,そうなった時にはクレムリンの地下室に私が残しておいた2通の封書を1つず つ開いてみるがよい.必ず役に立つはずだから..」
その言葉を聞き終わるや否やフルシチョフはスターリンの命をつないでいた酸素吸入装置のバルブを止めてしまった. 予言通り首相になったフルシチョフは数年後に幹部の信頼を失って苦境にたった.
そこでふと「遺書」を思い出し,地下室に降りて「第一の封筒」を開いた.
そこには「私を悪者にしなさい」とあった. この日から,例のスターリン批判が始まったという.ともかくこれでフルシチョフの人気は小康を保ったが,間もなく再び信頼を失って,首相の地位が危なくなった.
あわてて「第二の封筒」を開くと,「お前も2通の封筒を用意せよ」とあった
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