懐かしきオーディオの世界

57f9edfd :Anonymous 2010-09-30 18:10
まず、ギターアンプは特殊な世界なんだよな。
インプットからアウトプットまで全て高インピーダンス、スピーカもだ。
そして歪まない音を作る必要がない。というか歪んだ方がいい音になる。
こういう用途だと真空管は素晴らしい。音に綺麗な色が付く。
もっと簡単に言うと、気持ちいい歪み&ノイズを載せてくれるから価値がある。

だから百数十万の高級アンプの音が真空管に似せてあるって言うが、
これの購買ターゲットはオーディオマニア、要するに業務用じゃなくて民生品なわけだ。
歪んだ音が大好きな連中に向けて、上手に歪んだ音を出すアンプだよ。
自分の見たところ、これはエフェクターと変わらない。特殊効果の一つだね。

NHKやら民放各局、音を送り出すプロの側でもいまだに真空管アンプは
大事に使われてるのか。ホールやスタジアムのミキサー卓の下に、
パワーアンプのラックに、本当に真空管が今でも頑張っているのか。
真空管の音が最高だというなら、生演奏もするようなホールで
観客に音を届けるRAMSAやBOSEのようなプロ用機器がなんで全て
真空管アンプにならないのか不思議だよ。最高級であるはずなのに。
コンサートホールでのライブで、真空管好きな人には屑みたいな評価をされる
半導体アンプの音を聞かせるのは、わざわざチケットに金を払って来てくれるお客さんに対して失礼じゃないか?
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