懐かしきオーディオの世界

2309f531 :Anonymous 2010-02-10 22:15
>>d6c74cc7
これは現実には難しい
なぜなら、耳は単なる外部の音を拾うマイクロホンではないからだ
単に音声信号を聴覚神経につないで流せば完了、というわけにはいかない

実際、聴覚神経は脳への入力より脳からの出力のほうが帯域が太く
訓練することでさらに性能を上げることができる余地がある
どうやって空気中の分子1つ1つが鼓膜に当たる時に生じる微小な音から、耐えられる限界いっぱいまで
およそ100dBものワイドなダイナミックレンジを確保しているのか
なぜ雑音の多い雑踏の中で話しかけてくる相手に注意を集中すると聞こえるのか
その秘密を知れば、いまだ人類が到達しえない高度なテクノロジーが
自らの内に存在していることを知ることになるだろう

分かっているだけでも、
狙った音声帯域の明瞭度を上げる変形ホーン型フィルタ&プリアンプ、
大きすぎる入力から繊細なセンサーを守るリミッター、
空気中の振動を分析装置である液体に投射するための3段階インピーダンス変換システム、
その先の分析装置内には高速アナログFFT変換モジュール、動的パラメトリック・イコライザーユニット
オマケに流体式ジャイロセンサーまで付属したコンパクトなモジュールが
フレキシブルに狙った方向へ向くことのできる台座に納められている

さらに後ろに控える制御装置内部には信号遅延線を使った位相比較ユニットがあるとされ、
そちらで生成された信号をもう一度分析装置にフィードバックして感度を上げる仕組みまである
全ての機能を挙げていけばきりがないほど多機能かつ高性能なシロモノだよ

もしDSPやMEMSを組み合わせて代替しようとしたら、どれだけ高価になるか分からんほどだ
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