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2010-03-01 23:30
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セッションの内容をセッション中に逐次的に記録した紙はワークシートと呼ばれ
ている。ワークシート用には、通常、リーガルサイズの紙が使われる。左手でメ
ーターを操作するので、A4サイズでは書きにくい。
多くのオーディターはリーガルサイズの紙を立て折りし、2列にして使う。各セ
ッションのワークシートの1ページ左上には、PCの名前とオーディターの名前、
右上には日付が書かれる。各ページの上辺中央あたりにページ番号が書かれる。
ワークシートには、オーディターとPCの発言のそれぞれを簡潔にまとめたものが
書き込まれる。プロセスの標準的な質問ならば質問番号が書かれるが、2WCの場
合にはオーディターの質問そのものを記述しなければならない。PCの発言は、当
然、基本的にすべて記録される。
経験豊かなオーディターの筆記は極めて速い。上級CSが英語話者であることが多
いため、日本人オーディターは日本語でセッションを取り行いつつ、ワークシー
トを英語でつけていることが多い。つまり、セッション中にリアルタイムで翻訳
を行っている。実際として、日本語でワークシートを記入するよりも、頭の中で
日本語を英語に翻訳し、英語で記述するほうが、手にとっては楽でもある。
セッション後、書き間違えた個所については赤色で訂正を記入する。
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