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da2c19c6 :Old Timer i1b5ibip3kS 2022-10-28 09:38
日本のような多党制では、極端な右や左の候補が生き延びる余地がある。敵側が票割れを起こすからだ。

しかし、これにも限度がある。安倍晋三は第一次の時、右に傾きすぎてヨーロッパから抗議を受け、アメリカ下院から抗議決議を突き付けられて退陣に追い込まれた。その後、抗議決議を突き付けられた言動を2013年6月に全面撤回し、中道に寄ることで長期政権を実現した。

岸田文雄は左寄りから軌道修正して首相になった。このまま安泰かと思いきや、安倍が暗殺されたことで、保守側を中心として統一教会問題が浮上した。アメリカのフレーザー委員会報告によれば、統一教会は韓国政府に属する対日諜報機関である。統一教会は革新側にも手を伸ばしているので、問題は複雑化するだろう。

日本ではもう一つ、高額の選挙供託金が独特の政治環境を作り出している。1回300万円かかるので、国政選挙に何度も出て、少しずつ知名度を上げていくという選挙戦略は使えない。そのため、左の人も今や全体的には右になっている自民党に入ることが多い。これも政治を分かりにくくする。"右"が圧倒的に強いことにネトサヨは絶望するし、"右"であるはずの政権が左の政策を推進することにネトウヨは失望する。
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