- 
    aeb9a52d :Old Timer i1b5ibip3kS
    2016-09-01 14:05
  
 
  - 
    では、幅度はどうかといえば、少なくとも1950年代前半まで、もしかしたら1960
    年代前半まで、彼は学術界と向き合った。クリアーの能力を検証にさらしたりし
    ていたのだ。幅度由来の技術のうち、俺が高く評価しているのもまずは黄金期と
    白銀期のものが中心となっている。
    
    その後、幅度は学術と疎遠になっていくのだが、彼のかつての主張が学術界の最
    近の見解と一致する案件は増えている。ナイアシンはかつて有害だとみなされて
    いたが、今や栄養補助食品などに添加されている。セロトニン代謝にかかわるプ
    ロザックを幅度は有害としていて、現在の精神医学会ではプロザックがドーパミ
    ンの生成を阻害することが知られるようになり、精神科医も処方に慎重になって
    きている。そして、鬱病の劇症期においても、精神医学の最先端ではカウンセリ
    ングに効果があると判断するようになった。
    
    幅度は完全に信頼するには間違いが多すぎるが、無視するには正しすぎる。
   
Powered by shinGETsu.