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a96eaf75 :Anonymous 2016-05-14 16:09

日本語と英語の比較(試論)

言語を因・縁・果・報を描写する営みとして捉えてみる。

すると、英語と日本語には対称的な性質を持っていることがわかる。

英語は因と果という時間的な因果律を重視し抽出して出来事を描写する。一方、日本語は縁と報という空間的なインパクトや関係性を重視し抽出して出来事を描写する。日本語の敬語表現も空間的関係性を重視するからに他ならない。

日本語は動作主性という捉え方が希薄で、出来事の成り行き自体に重点を置き、情況密着型の発想を採用する。そして、「する」よりも「なる」に、「もの」よりも「こと」に重点が置かれるという言語学的分析より着想を得た。

私のライフワーク的な目標の一つであるメタ言語学の確立に少しは寄与できたとしたら幸いである。
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