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a0895329 :Old Timer i1b5ibip3kS 2012-06-05 22:28
とりあえず、人の思考の急所の一つは、確率や期待値に影響を与える要因が複数
存在する場合に、どれか一つの要因だけに注意が集中し、他の要因を無視しがち
であるということだ。

俺は次の問題で間違えた。

` 隣に新しく一家が引っ越してきた。子供が2人いることがわかっている。"女の
` 子はいますか?"と尋ねると、返答は"はい"であった。
`
` もう1人も女の子である確率はどれくらいか?

とりあえずぱっと出てきたのは1/2という値だ。人類に男と女はほぼ同数存在す
るからだ。

しかし、2人の子供の性別で組み合わせで考えられるのは、女&女、女&男、男&女、
男&男だ。女の子がいることがわかっているので、男&男は棄却され、残り3つの
組み合わせが可能性として残る。

すると、もう1人も女の子である確率は、1/3となる。

この種の問題では、しばしば、著名な数学者すら間違えてしまう。

学問に励んだのに失敗ばかりしてしまう人がいるのは、思考の急所を突かれてい
るからだろう。

急所を克服できるオーディティングプロセスを何とか考案したいものだ。
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