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2010-02-04 22:29
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>>b0ca6368
菜園のプロセスコマンドに、日本語への単純翻訳が正確な意味を伝えられないも
のがあるのは確かだが、それは日本語側でどういうわけだか時制や仮定法が英語
よりも早く擦り切れてしまったゆえのことだ。
日本語に時制や仮定法が存在しないのではないのだが、日本語に未来形は存在し
ないし、英語のように結果節のみで仮定を平叙表現することは基本的にできない。
しかし、"長崎は熱いでしょう"にあるような推量の"でしょう"を"彼は明日来る
でしょう"のような表現の未来形の代わりに使える。
"From where could you communicate to a catfish?"を日本語に単純翻訳すると、
"あなたはどこからナマズにコミュニケートできそうですか?"となる。元の文が
仮定法の結果節のみなので、単純翻訳語の日本語文に仮定法の"could"の意味は
伝わらない。が、日本語文に"仮定の話として、"という前置きをつければこの問
題は解決される。
同様に、日本語圏に特有の考え方も、英語で説明できる。
昔は言語学界に個別言語の表現力や弁別性の優劣について論争があったりしたが、
今では総合的には優劣をつけられないという一般的合意に落ち着いて久しい。
思考や認識は言語表現の効率の限界に縛られない。
実践上の効率に差が出るだけだ。
日本語は考えるに速く、伝えるに遅い言語なので、デュアルオーディティングに
はあまり向いていない。日本人はソロ向きだと思う。
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