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6df8a43f :Anonymous
2010-02-07 00:25
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>>7f57604e
>>週1回、数十分話を聞いてくれるだけで、どうやってトラウマが解消されるのか・・。
僕は個人開業で、かれこれ20年心理臨床を専門にやってるんだけど、
トラウマを抱えるクライエントの多くが、現時点に注意を払うよりも、
過去の、類似の出来事の集積や、固有のトラウマ経験に自らの注意が張り付き、
解放できないでいる苦痛な状態が多々見られる。
このような場合には、ただひたすら話を聴くことで、彼は自らの経験を繰り返し再体験し
その過程で注意が幾分自由になっていくことが多いようだ。
これが一般的に、「聴くこと」によるカウンセリングの目指すところだと思う。
ただ、このやり方は、実はカウンセラー側のメタスキルによって、
クライエントの解放される速度に雲泥の差が出てくる。
ここでいう「メタスキル」とは、いわゆるカウンセラーの心的態度のことであるが、
アバターのマスターコースやプロ・コースではシリアル・ドリルと呼ばれ、
受講生はこの練習にある程度の時間を費やす。
(シリアル・ドリルとは、創造とその創造者を自己を忘れ、徹底的に味わい愛でること)
大学などの心理臨床訓練の場では、(少なくとも日本では)一切このようなメタ技能は
訓練されることがなく、ひとえにカウンセラーの人格要因という名目で済まされている。
尚、現在はEMDRなどのトラウマ処理に秀でたシンプルな技能が開発され、
普及もしてきた。今後の展開に期待したいものだ。
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