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68d63e15 :Anonymous 2010-03-30 10:00
慈悲の瞑想で思いだしたのですが、以前話題に上がったチベット密教版慈悲の瞑想、トンレンについてです。

トンレンは相手の悪い気を吸い込んでしまい、本当に自分の調子が悪くなってしまう危険性があるとのことでしたが、
調べてみると、トンレンで調子が悪くなったという例はないという話です(気功とは違うのかな?)。

というより、むしろトンレンの主眼は、「本当に病気にはなったらどうしよう」とか、
「相手の悪い気を受けたくない」といった思いを乗り越えることにあるようです。

「人の苦しみを自分が代わりに引き受ける」という思いを養うわけですから、
自分の調子が悪くなることを恐れていたら、それは自分の利益のためにやっている瞑想であって、
慈悲の瞑想でもなんでもないということになります。

原始仏教の慈悲の瞑想も、本来は何かを獲得するために行うものでなく、
ただ単純に慈悲の心を養うために行うものなんじゃないかって思いましたね。

しかし、トンレンは菜園でいうところの逆NOTsにあたるという話は興味深かったです。
この辺りを詳しく説明して頂けないでしょうか。

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