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68d37e3d :Old Timer i1b5ibip3kS
2018-07-20 23:16
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>>aff17e82
突き詰めれば、自分の進歩を計る方法を持っていなかったことが、オウムという宗教の弱点だった。
これはどこかで言ったことがあると思うが……
子の曰わく、 「吾十有(ゆう)五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)ふ。七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず。」
孔子が15歳で学問を志したのは、高校受験を間近にした受験生のようだ。
彼がまともな職に就いたのは30歳の時だった。ちなみに、彼が仕えた主君のほとんどは30代で死んでいる。1750年にスウェーデン政府が世界で初めて国民について広範な統計調査を行ったとき、スウェーデン人の平均寿命は38年だった。
40歳で惑わず、50歳で天命を知った孔子は、60歳になって、「耳従う」境地に至る。周りにいる人のほとんどは孔子の年齢の半分にも満たない若者で、当時は社会変化もとても緩慢であったはずだが、それでも孔子は若者から学び続けた。
「惑わず」とか「天命を知る」とか言っているうちは、まだまだだ。コグが大げさなうちは、まだまだだ。行なりプロセスなりが本当に効果を上げると、世界で起こっている様々なことが、自分に大して小さなことになっていく。当然、コグも一見控えめになる。でも、「耳従う」は自分の知力だけでなく、他人の知力も使いこなす境地だ。「天命を知る」よりはるかに高いところにある。
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