- 
    4c440d15 :Old Timer
    2017-02-18 10:19
  
 
  - 
    >>d7477d59
    
    1に必要なのは学習に関する技術だ。質量、段階、単語、学習ドリ
    ルを教えておけばよいように思う。
    
    1. 学習に関する技術
    
    2. お金と思想 ― 仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の経
    典にはお金の話が登場する。お金が存在しない社会に生きていると、
    人は未来について計画しない。未来について考えることを促すので、
    お金は諸思想の母だ。
    
    3. 金本位制 ― 金本位制の下では、全銀行に通貨発行権があった。
    金本位制時代の「ロスチャイルド家がイギリスの通貨発行権を取得
    した」というのは、「ロスチャイルド家がイギリスで銀行業務を始
    めた」と同じ意味を持っている。また、この時代、世界の通貨の実
    態は黄金だったので、実質的に統一されていたことになる。ユーロ
    圏をはるかにしのぐ規模の通貨圏があったのだ。
    
    4. 管理通貨制 ― ああ、これは今なおひどく誤解されている!
    
    俺が銀行から年利5%で100万円を借り、1年後にきちんと返済したと
    しよう。俺は銀行から100万円を受け取り、1年後に銀行に105万円
    を払うことになるので、金融システムの外に出回る通貨の量は5万
    円減ることになる。銀行からお金を借りた全ての人がきちんと返済
    すると、経済は確実にデフレに陥る
    
    俺が100万円の借金を踏み倒したとする。これは俺の評判を大いに
    損ねるが、俺が浪費したお金を受け取った人々が返済義務を負うこ
    とがないので、金融システムの外に出回る通貨の量は100万円増え、
    経済ではインフレ圧力が発生する。
    
    インフレ圧力の発生時に市中銀行が被る損失を埋め合わせるのが、
    市中銀行が中央銀行側に持っている当座預金口座に支払われる利子
    だ。この利子は誰かの努力と引き換えになっていない、真の意味で
    の純額のお金なので、この利子の率がマイナスになったら、出回る
    通貨の量は長期的に減少する。日銀黒田総裁はもちろんこのことを
    理解しているが、安倍首相は多分知らないのだ。中央銀行は通貨の
    購買力が増すこと、つまり、デフレを本能的に喜ぶものなのだろう。
    
    資本主義と管理通貨制の組み合わせからなる経済は、個人の破産と
    企業の倒産によって駆動されている。
    
    安部政権がインフレ目標として掲げる年率2%を達成するのに必要な
    のは、基本的に、かなりの量の破産や倒産だ。(あるいは、日銀当預
    金利をプラスに、長期金利(10年物国債利回り)をマイナスに誘導し
    てもいい。今の日銀がやっていることの逆が、安部晋三にとっての
    正解なのだ)
    
    日本は長寿企業が多いので、デフレに陥りやすい。
    
    アメリカではS&P500に採用されている大企業が、平均15年間で姿を
    消すので、デフレに陥りにくい。
    
    ……とまぁ、こんな感じで。
   
Powered by shinGETsu.