-
4763e40f :Old Timer i1b5ibip3kS
2023-01-11 08:53
-
旗組織では俺のOCAスコアが底辺近くだったので、オブジェクティブズ、ARC SW、KTL、LOCをやらなければ訓練生として受け入れないと言われた。
それらを終えてからも、プロTRとレベル0にずいぶんと時間がかかった。
レベル1の時、実習でのPCは俺と同じく訓練生だったが、逃亡して帰ってこなかった。俺は倫理部門に送られ、様々に不愉快な経験を経て、技術修正部門に送られた。修正官は俺にレベル2の講演テープを勉強させた。俺はこの措置に大いに不満があった。PCの逃亡を察知するのにレベル2の知識が必要なら、まだレベル1の俺に落ち度はないはずだ。
レベル2の時の実習PCは11歳の少女だった。俺から聴聞を受けた次の日に熱を出したので、俺は再び倫理部門送りになった。俺の聴聞のどこが悪いのかも教えてもらえず、生徒の帽子からやりなおしをさせられた。
このころ、海組織にいた14歳が俺の彼女になった。これは菜園では重大な規律違反、法では年齢差6歳半なので合法、俺の倫理観でも悪行ではなかったので、こっそりと付き合っていた。ばれたら菜園教会から追放されるだろうけど、教会に対して不満が溜まっていたので、菜園人としてはワルになると決めてた。
レベル3の時の実習PCはその彼女が以前通っていた友達で、ちょっとスネかけた13歳だったが、多くの不手際があったにもかかわらず、結果は非常に良かったが。レベル4の時の実習PCは俺がそこら辺から拾ってきたホームレスで、複雑なレベル4プロセスの対象としては最高難度に近いものになり、不手際だらけだったが、結果は良好だった。重大な規律違反をやっていたので、ケース監督もコース監督も倫理官も修正官も御簾下別児も恐くない。当然だがPCも恐くない。
『生存の科学』で聴聞士には勇気も必要だと書いてあるところがあるはずだ。勇気っと言っても、振り絞ったものではたぶんダメだ。多少はやんちゃなことをやって、倫理部門での悪評が立つくらいがちょうどいい。
Powered by shinGETsu.