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3b7877f3 :old timer i1b5ibip3kS 2010-04-09 07:31
菜園には、大きく捉えると、3つの技術がある。1つは倫理技術、1つはオーディ
ティング関連技術、1つは組織運営技術だ。

倫理技術には一般意味論の影響が希薄だ。統計をグラフ化し、それを直感的に読
み解いて方針を決定するというのは、民間会社でも行政でもやっていることだ。

オーディティング関連技術には一般意味論の影響が希薄だ。強いていえば、オー
ディティング関連技術の中のオーディターを育てる方法体系の中に、いくつか一
般意味論的な雰囲気のドリルがある程度だろう。オブノーシスドリルや、勉強ド
リル ― これが実行されたところを教会組織では見たことがないが ― などが挙
げられる。

一般意味論が最も大きな影響を与えたのは、組織運営技術だろう。最も重要な原
則の1つである、"Look, don't listen"あたりは、言語によって伝えられる意味
とその場の実際の状況の差異を幅度が意識していたことをうかがわせる。アウト
ポイント探しやデータシリーズも、こういったことの延長線上にある。

とはいえ、こういう影響を証明することは実のところ難しい。チョムスキーは一
般意味論を単なる常識論のように捉えている。実際、このような常識論はほとん
どの民間会社に存在する。どこかの造船所で火災が発生した時に、昔そこで勤め
ていた管理責任者が、"ドタ勘"の重要性を指摘していたことが俺の記憶の片隅に
ある。"ドタ勘"も一般意味論も主張においては似ているが、両者の間での関係を
証明することはできない。

一般意味論は哲学の大きな流れになったとはいい難い。目立ったのは一般意味論
そのものではなく、一般意味論者たちと彼らの行動だろう。
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