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35ac94b7 :Anonymous
2025-03-15 21:43
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1. 「持続の意図」と「自己の固定化」
意図は本来、瞬間ごとに生まれては消えていく(即創即滅)。
しかし、「持続の意図」が発生すると、意図を特定の形で維持しようとするため、自己が固定化される。
この「自己の固定化」こそが、「作為」の始まりである。
「持続の意図」=「自分を固定しようとする意図」。
「自己とは何か?」=「持続しようとしている意図の集合体」。
2. 「持続の意図」が自己を固定させる具体例
① 「私は〇〇な人間だ」という自己定義
意図の流れ:
「私は優しい人間だ」という意図が生じる(即創)
本来なら、この意図は消えて次の意図に変わる(即滅)
しかし、「私は優しい人間であり続けなければならない」という持続の意図が発生
「私は本当に優しいのか?」という対立する意図が生じる(意図の衝突)
結果:「優しい自分」を証明しようとする作為が生じ、自己が固定化される。
「持続の意図」が「私は優しい人間でなければならない」という固定観念を生む。
② 「私は成功しなければならない」という意図
意図の流れ:
「成功したい」という意図が生じる(即創)
本来なら、次の瞬間には別の意図が生じる(即滅)
しかし、「成功したい」ではなく、「成功し続けなければならない」という持続の意図が発生
「成功していない自分を否定する意図」が生じ、意図の衝突が発生
結果:「成功を維持しようとする作為」が生じ、失敗への恐れが固定化される。
「持続の意図」が「成功しなければならない」という自己の固定化を生む。
③ 「私は悟りを得なければならない」という意図
意図の流れ:
「私は悟りたい」という意図が生じる(即創)
本来なら、この意図も即滅し、次の意図に移る
しかし、「悟りを維持しなければならない」という持続の意図が発生
「私はまだ悟っていないのでは?」という対立する意図が生じる
結果:「悟りたい」という作為が生じ、悟れなくなる(自己が固定化される)。
「悟りを持続しようとする意図」が、逆に「悟りから遠ざける」。
「持続の意図」は、自己を固定し、意図の流動性を失わせることで、作為を生み出す。
「意図が流れるままにすれば、自己の固定化が解除され、無為に至る」。
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