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2016-09-03 14:06
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以下は個人的な論考です。
「最終現象について」
突き詰めて考えるならば、サイエントロジーにおける最終現象は非常に曖昧である。
ここでは、ダイアネティックスのEPとサイエントロジーのEPの違いは無視する。
サイエントロジーでは、最終現象をFN、VGI、コグニション、リリースと定義している。
一方で、HCOBでは、各グレードごとに得られる能力が記載されており、例えば、グレード0においては、誰とでも、どのような話題でも自由にコミュニケーションを行う能力を得ることになっている。
この、記載された得られる能力は、プロモーション用であり、かなり盛られている。そして、教会のレジストラーは、この文献を見せながらセールスを行う。
しかし、この文献に記載された、得られる能力はどのようにも解釈可能だ。音楽記号のごとく感覚的で、客観的に定義されたものではない。本人の受け止め方しだいである。では、本人が記載された能力が得られなかったと感じた場合、果たして教会は返金対応をするのだろうか?
最終現象とは、結局のところ何なのか?オーディターやCSの判断か?暗黙の了解か?その定義や客観的基準は明確ではない。
能力をもって最終現象を定義するのであれば、明確だろう。その場合、客観的基準やテストが必要になるだろう。そうすれば、OTⅡ修了者が直近の前世すら曖昧という情けない状況は生まれないだろう。
また、これまで通り、VGIやFNといった解釈に左右される定義を用いるのであれば、サイエントロジーが学術的な方面で評価されることはないだろう。
テスト可能な明確に定義された能力とコグニションだけを、最終現象の判定基準として採用するならば、ブリッジのグレードは、ケースレベルのステータスを証明するものではなく、単に(ケースではなく)アイテムとしてのプロセスが修了したというチェックシート以上の価値は持たなくなるだろう。
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