日本の裏側

0c0d6416 :Anonymous 2010-10-25 23:45
【合成の誤謬】

 ミクロの視点(個の単位)では正しいことでも、
それが合成されたマクロ(集計・全体)では、正しくない結果が生じること。
 簡単に例えれば、ある家庭が消費を削減して貯蓄するべきだと考えたとする。
一つの家庭だけが消費を削減した場合、その家庭の貯蓄額は増加する。
しかし、多くの家庭が同じようにした場合、家庭の収入が減少するため、
(所得あたりの貯蓄率は無理やり上げることはできても)貯蓄額は増加しない。
なぜなら、経済全体において、一方の消費は一方の収入だからである。
各家庭の支出削減の努力は、最終的に自らの収入減少に帰結する。
 この他にも、人員削減や賃金カットなど、『合成の誤謬』を起こしてしまう場面は多い。
Powered by shinGETsu.